時は不思議する

本当は時なんてないのかもしれない。
少なくとも流れを感じない。
ないでほしい。本当はつくりごとであってほしい。
それを一応刻む時計がこわい。
私はつくづく、時計という器械が苦手です。
日中よく笑うので、顔の筋肉が痛む。
豊田道倫の音楽が夜に溶ける。
彼のおかげで、一人の夜布団の中がこわくなくなる。