2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

彼のいつか

いつかの匂いのする 彼の『いつか…』がこわい時

水面のこいつと交代か

未だ未だ続く捨てる作業、 明け方近く半ば夢うつつの手違いで携帯電話を水の中へ落とす。 きやっと救って拭いたも水っぽくて半壊で、 狂ったようにピーピー連発して全壊させてしまった。 おかしいや、、、

歌舞伎ダンス猫

一日中、捨てる作業。 疲労して気休めの散歩、横浜は汚い。 ご老人の性的欲望ほど直視できないものは無い。 まったくおかしくって、 夏っぽい陽気のぬるーい風が身体を触るように。 がっくり猫背がひどいのです。

十本の指先の方角

仕事をす。 終わって夕方、 そんな気分じゃ無い、と足早に帰り、 近所の公園にて携帯していたねずみ花火に火をつけたら、 最後にパンと鳴るのを知らなくてとっても驚いて、 こわくなって走って帰って家まっくらで猫だっこした。 例によって様々作業したのち、…

ねぎま指輪

寝起きで出かけて化学的な買い物。 化学的な遊びに溺れる、 一日を二日がかりでこなす。 この村にコウモリが飛ぶ時間、 映画オートバイ少女のサントラの、 あがた森魚の奇怪なラップに合わせて動く。

怒濤とワルツ

仕事をす。 早く終わって帰ったら化学する心の沸点に達し、 昨日の続き、永遠を作る作業。 非常に気が高まってよい感じに夕時。 コンビニATMの前に立ったら心当たりの無い一万円札が出てきて、 危うく自分のものにしてもいい気がしたが店員に渡して、 そ…

回ってた記憶

東急ハンズにて理化学用品。 姉と散歩、近頃は愛について話し合う事が多い。 緑色の炭酸に目も舌もよろこぶ。 晩になって化学、 閉じ込めておきたいものをすべて封じる作業。 そこは永遠、硬化されてもゼリー状でも、 人間の手で造った永遠もやさしさに満ち…

いもうとの密会

友達とデートたくさん歩いて、 草に転がって夕方まで色々な話をした。 今の時期のばらは、 最期の力で咲いてる姿がまったく妖しく美しい。 夕方の中で一番光るのは帰り道子供の笑い声でもない カラスの親子の愛でもない 明日には散るかもしれない草臥れたば…

絶景

わたしはそんな目ができるあなたに、 愛情を持って接すると決めました。 愛情の言葉をひとつずつ大切に言うと、 心はぐっさりぐっさりと刺すように染み。 あじさいがきれいな土曜日の雨、 あなたとわたしが清い、 初めての朝がある。

鉄塔ビリビリ

目に見えないこと 指先で触れられないものが楽しい、 雨ふり鉄塔ビリビリが待ち遠しい布団の中。 やさしい夜中の生きものが、 夢の中まで入ってきてくれなきゃいやだ。

外出の実写

カーテンの閉じた部屋は好きかい、 おい吐寫物のような自分よ鏡に注意したまえ、 映ってる。 何もかも映ってる。 このままフェイドアウトがお似合いねって言われてる。 この部屋の温度を忘れて早く早く、 寝癖と部屋着のままで靴を履いてください。

感情的な眠り際

想像力を持って一個の素晴らしい領域に達した、 この不思議な一時にも現る夜明けという恐ろしき明るみを、 今度こそこの目でくっきりと見て知ってみたら、 朝へのこの畏怖は消滅するのかもしれない。 けど結局そうはしないでいつも急いで眠ろうとする。 みん…

君に冷たい街

散歩兼ねて鎌倉は明月院にて紫陽花。 おばさまたちが多く皆うっとりとした表情で、 記念撮影をしたりして楽しそうなのを見た。 雨や雨の音が似合うこの紫陽花という花は繊細でロマンチックな存在がいい。 雨が降る夜になると 君に会いたい、 君に冷たい街は…

ロマンチックな雲行き

仕事をす。 めまぐるしく変わる気候の変化に頭をやられた、 なんだか二日がかりの一日というか一体 ・ 絶対に素直にならなければならない場面というのがあって、 私の中にあって、 それはもう会えなくなる人に対してと決まっている。 それが近づいている今、…

蝶の瞳という華奢なかわい気

昼間。 新しい友達が出来た、 私はニ度目の『リアリズムの宿』を観に。 ニ度目は違う角度から新しい感覚で観ることが出来る。 そしてやっぱり長塚圭史の姿かたちはすてきだった。 映画館を出ると傘のいらない種類の雨が気持ちいい。 彼とはマンガや小説や音…

吐瀉物に似た暮らし

六月あじさい花曇り、がいいのに、 続く快晴。 こんな陽気の日に一歩も外に出ないのは罪悪かも知れなくて、 からすの観察をしに行った。 強い日差しで何もかもが刺激的な明るみに晒されている場合、 開かないまぶたの影響で悪印象の顔つきがいやだ。 それ以…

知らない女

こうしている間にも少しずつ死んでいっている、 この一生をかけてあなたの鍵になりたい傘になりたい 同じ絶望を感じたい為、 ここに来ました。

釦を外すような手つき

仕事をす。 お腹が気持ち悪く痛くなる。 婆のように腰を曲げながらの歩行をす。 家に帰ったのが早くて夕方まで眠ると幾分よくなり、 姉と長い散歩中に月のマジックにひっかかる。 円く巨大なそれはすぐ近くにあるようで、 その圧倒的な存在感は美しく恐ろし…

あの夜とつながっているこの夜

自分で自分の心情をかき乱すような行為を。 してしまった、 まったく痛々しい阿呆を。 そのあと昔の私が書いた日記帳を読み返して、 うわんと我に返った。 絶対に会ってはいけないよ、 会うのはもっと後、私が、 とってもしあわせな、 花のような気持ちにな…

姉の恋

雨と銀座。 姉が恋人と別れた。 長く長く続いたものが終わるのは淋しい。 大きな穴がぽっかりと開いて、 誰かのなぐさめや自分自身への納得 でもなく時間だけがその穴を埋める事ができる。 と思っているでも しかし時が経ってもそれまで以上にしあわせになら…