姉の恋

雨と銀座。
姉が恋人と別れた。
長く長く続いたものが終わるのは淋しい。
大きな穴がぽっかりと開いて、
誰かのなぐさめや自分自身への納得
でもなく時間だけがその穴を埋める事ができる。
と思っているでも
しかし時が経ってもそれまで以上にしあわせにならなくちゃ、
簡単に壊れてしまうこともある。
しあわせになってほしい。
私はというと幸せにしたい人が生きている限り、
絶望しながらでも最後へ向かう。