間違いを起こす電話越し

ゆっくり日が落ちて詩集の作業。
音楽、言葉、いきもの、
収集がつかない状態。
えび、ひっくり返っている。
音楽の心を持つ年上で疲れていて口数少ない黒髪の寝起き
そんな人が居たら電話がしたい、
未来、結婚をしたい。
外に出ると薄暗い中にコウモリが飛んでうっかり非現実がいやだ。
時間をなかなか上手に大事に過ごせなくて、
この季節この時間帯特有の絶望感なんだ、と、
自分から作り出した下らない言い訳に納得が馬鹿げている。
の、しばらく繰り返し。
しかしそれとは無関係に宵は無責任にやって来、
ひからびた脳の作り出す明るく危険な夢は咲くように始まる、
始まる始まる!